ショック症状が繰り返されて
2004年1月24日早朝7時30分。オムツ内にベン失禁を認めたので、洗浄を兼ね何時ものように入浴させました。浴槽内での洗浄を終わり、立たせようとしますが、力が抜けたようにすぐに座り込んでしまいます。ヘルパーさんの力を借り、何とか居間まで、引きずるように移動させます。水分を補給しようと、氷を口に入れた途端、朝食べたものをすっかり吐き出しました。
その後、暫らくは安定していましたが、7月5日。8月23日。9月13日。9月25日。10月4日。10月11日と何れも早朝7時半前後に、ベン失禁の時間に一致して、痙攣、意識喪失、嘔吐、ショック症状を繰り返しました。
多くは数時間で、元気を回復していますが、本人の苦痛を考えると、放置できなくなってきました。
くすりによる副作用を疑う
便秘による腸閉塞で、命の危険を感じたことが、三回もありました。前に記載している通り、便秘は回避しなければなりません。この数年間、下剤を頼りに、排便の調整を続けていました。
しかし此処にきて、下剤のみに依存した排便の調整は、考えなければなりません。
2000年に錠剤の下剤を呑まなくなったので、水溶液の下剤「ラキソベロン液」に変更してもらいました。ポカリセットに混ぜて、飲ませていました。
妻はベン失禁の時間が、近づくと、「腹痛」が激しいのか、大変苦しそうな表情を必ずといってよいほどしていました。「ラキソベロン液」の説明書には、作用機序として、服用後8乃至12時間の頃大腸を刺激。腸の運動を活発にする。更に副作用として、「腹痛」「嘔吐」があると記載されてあります。
どうやら、このくすりによる副作用に違いなさそうです。
くすりの減量に挑戦
訪問看護師さんのアドバイスで、「ヘルツシュフアィバー」を7月9日から、9月10日まで毎日飲ませました。しかしくすりを減量するまでには、今一つです。
ヨーグルトも、毎日食べさせていますが、これに「プロバイオテックス」の入れてあるヨーグルトに代えてみましたが、これも今一つでした。
そこでヘルツシュフアィバーに代わる、食物繊維を多く含む食物を一つでも多く取り入れることにしました。10月29日から、娘のアドバイスで、果物に小豆を加えたジュースを飲ませています。11月12日から、ヘルパーさんのアドバイスで、白米食から、十種雑穀を加えた主食に変更しました。十種雑穀米は結構美味しく、妻は嫌がらずにたべてくれています。牛蒡・蓮根・蒟蒻・ひじき・などの食材も、私のレシピに多く取り入れました。
奇跡は再び生まれるだろうか
11月は「ラキソベロン液」が16滴から、13滴まで減量できました。
12月18日7時30分。痙攣発作で倒れ、食べ終えたばかりの朝食を殆ど吐き出しました。いつもの「腹痛で始まる」ショック症状が1時間半つづきました。その後は、まだありません。
12月は「ラキソベロン液」11滴まで減量できました。
2005年度に入り、更に9滴にまで減量できています。幸い腹痛によるショック症状は、まだありません。
2005年1月18日更新